【番外編】バイナリーオプションシグナル作成 ③

バイナリーオプション シグナルのロジック

これまで2回にわたって、バイナリーのツールを作成した経緯、MT4のEAからLINEにシグナルを送る方法についてお伝えしてきました。

これまでの経緯で、目的の半分は達成できていますが、最大の目的である、資金奪還には優秀なシグナルを発行するロジックが必要です。今回は、一般的な判定(平均線とかボリンジャーとか)を一切使わない、斬新な方法でアプローチすることにしました。

1時間足で勝負する

前提条件:1時間足で勝負する

なぜ、1時間足を採用するのか?バイナリーオプションで誰もが体験していると思うのですが、1分だとか、30秒というのは、エントリーのクリックが滑った場合や、処理が遅れた場合に非常に不利なポジションをとってしまうことがあります。なぜか、有利な方向に影響することは少ないと思います。つまり、プレイヤー側としては、意図的に操作されているのではないかという疑念が湧いてくるわけです。そんな中、僅差での連敗を喫すると心中穏やかではありません。

ですので、1時間足で、更にはエントリータイミングは0分に固定することとします。55分に準備報知を行い、00分にエントリーシグナルが送信される仕様です。『HIGH』エントリーで陽線が出れば勝ちですし、逆もしかりで明解です。

では、肝心の判定ロジックですが、確率論からのアプローチで臨みます。

確率論でアプローチする

仰々しいことを言っていますが、よくあるインジケーター系の指標を使用しないというレベルのものです。バイナリーオプションとは、特定の時間経過後の価格が自分がエントリーした値より上か下かのみに意味があり、値幅を考慮する必要がありません。ですので、普通のFXにおけるエントリーとは別物と考えておく必要があると思ってます。

まず、下のチャートを見てください。USDJPYの1時間足です

USDJPY

チャート中の黄色い枠内を見てください。これは、陽線もしくは陰線が連続3回以上出現しているところを示しています。永久に陽線が出現することも、陰線が出現し続けることもありません。いつかは足が陽転、陰転するわけですから、そこまでマーチンゲールで確実に勝てるわけです。しかし、ここで問題があります。1時間のペイアウト率が1.89倍ですので、倍掛けマーチンをすればするほどに、勝った場合の利益が低くなるわけです。

  • 初エントリーで勝利 = +890円
  • マーチン1回で勝利 = +780円
  • マーチン2回で勝利 = +560円

これらの事を勘案し、今回のロジックは次のようにしました

  1. 3連続陽線が出現した場合、次の足で『LOW』エントリーする
  2. 3連続陰線が出現した場合、次の足で『HIGH』エントリーする
  3. マーチンゲールは2回までとする

つまり、初エントリーで負け、マーチン1回目で負け、マーチン2回目でも負けた場合には撤退とする(1000円でスタートした場合には、合計7000円のマイナスで撤退)。
このとき、勝つ場合の平均金額をかなり弱気に見積もって700円とした場合、勝率が90%あればよいことになります。負ける場合は陽線若しくは陰線が6連続していることになりますので、これはEAでバックテストにてある程度アタリがつきそうです。結論、期待値は100%を上回りましたので、このロジックを採用しました。
実際は、陽線、陰線の4連続をトリガーにすればもっと勝率は上がるのですが、エントリー回数が少なくなるため、ベット額を上げる必要が生まれ、この発想は今回の資金奪還計画にそぐわないので選択しませんでした。

取引履歴

HIGHLOW履歴
今のところ、負けは発生しておりません。資金奪還なるか?
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